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2019/2/17-3/10

第9回コーポレートアート展 山内祥太 押絵と旅する男

金沢美術工芸大学・北國銀行連携事業
第9回コーポレートアート展

山内祥太 押絵と旅する男

 

撮影 奥祐司

 


2.17 Sun 〜 3.10 Sun
10:00-18:00 水曜定休 入場無料
会場 金沢アートグミ
主催  金沢美術工芸大学・北國銀行
協力  認定NPO法人金沢アートグミ

オープニングトーク

2.17 Sun 18:00〜19:30  参加費 500円  予約不要・先着順
登壇者:山内祥太(本展作家)、明貫紘子(メディアアート史研究)

第9回目となるコーポレートアート展では、金沢美術工芸大学彫刻専攻を卒業し、現在国内外で活躍する山内祥太の個展を開催致します。私たちの”現実感”を揺さぶる軽やかな作品群をお楽しみください。

廃品回収のおじさんにテレビの話をする(2017)

それは、若し強いて云うならば、押絵の人物が二つとも、生きていたことである。
文楽の人形芝居で、一日の演技の内に、たった一度か二度、それもほんの一瞬間、名人の使っている人形が、ふと神の息吹をかけられでもした様に、本当に生きていることがあるものだが、この押絵の人物は、その生きた瞬間の人形を、命の逃げ出す隙を与えず、咄嗟の間に、そのまま板にはりつけたという感じで、永遠に生きながらえているかと見えたのである。

江戸川乱歩 「押絵と旅する男」 より
レクイエム(2018)

山内 祥太
Shota Yamauchi


1992 年岐阜県生まれ、神奈川県在住。2014年金沢美術工芸大学彫刻専攻 卒業後、2016年東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻 修了。学生時代に彫刻と映像を学び、近年は実写、 3DCG を横断する映像作品や、油粘土を用いた彫刻作品の制作を通して、自分がいる世界について追求する。主な展覧会歴にWROビエンナーレ2017(ポーランド、ヴロツワフ )、 「TOKYO WONDER SITE – EMERGING 2017 恐怖のまわり道」(トーキョーワンダーサイト本郷、東京)、「イン・ア・ゲームスケープヴィデオ・ゲームの風景,リアリティ,物語,自我」(NTTインターコミュニケーション・センター、東京)「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館、東京)などに出展。
http://shotayamauchi.com


明貫紘子
Hiroko Myokam

映像ワークショップ代表/愛知県立芸術大学非常勤研究員/imai Research Fellow

1976年石川県生まれ。石川県加賀市在住。NPO Community Design Council(CDC)設立、SKIPCITY映像ミュージアムやNTT ICCのキュレーターを経て、2010年より文化庁の事業において「メディアアートの記録と保存」の研究に着手。2013年より5年間、inter media art institute(imai)Duesseldorfで、ビデオアートのデジタル・アーカイブ編成とデータベース構築のプロジェクトに従事。IAMAS卒。Danube University Media Art Histories修了。
映像ワークショップ www.eizo.ws
imai http://www.stiftung-imai.de

 

 

 

金沢美術工芸大学と北國銀行は、教育・研究の推進と地域社会の発展や活性化などに寄与することを目的に、平成22年6月に包括連携協定を結びました。本展はその協定に基づき開催されます。