アーティスト・イン・スクール(AIS)とは、アーティストが学校に滞在しながら創作活動を行うことで、新たな経験を得ると同時に周囲との交流も生み出す事業です。2回目となる今年、金沢市湯涌小学校・芝原中学校を舞台に、造形作家の中村厚子さんが10月5日〜23日の約3週間にわたり滞在制作を行いました。その成果として、滞在期間中に制作された作品群を校内のさまざまな場所に展示し、学校公開週間に合わせて発表します。湯涌地区のみなさまだけでなく、市内外からたくさんの方々にお越しいただき、学校という日常に広がる作品との出会いをお楽しみください。
1982 年石川県穴水町生まれ、2005 年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業、2011 年 ロンドン大学スレード美術学校修士彫刻課程修了。自然とは何か?生きるとは何か?自然を単なる資源として捉える近代的自然観や、自然と直接触れ合うことなく生活できる現代の都市生活に疑問を抱いたことから、「自然の循環」や「人と自然の関係」について探究し、制作する。様々な場所を訪れ、自然と戯れ、地域住民との対話や交流を通して歴史や文化、彼らの自然観を学び、そこで見えてくる気づきをもとに、現地の自然素材や現象(流木、塩、水、波、気温、風など)を用い、〈私が作る部分〉と〈自然が作る部分〉を意識的に組み合わせながら、立体やインスタレーションを制作する。最近は舞踏をベースに現地で見えるものや感じることを身体で即興的に表す「身体ドローイング」を生み出し、現地のリサーチや制作プロセスに取り入れ、ワークショップも行う。国内外で発表。

