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2021/9/11

「振動は最小のダンスである」ワーク・イン・プログレス

撮影:豊田ゆり佳

 

「振動は最小のダンスである」ワーク・イン・プログレス

神村恵、砂連尾理、津田道子が、今年度継続的に行なっている「振動は最小のダンスである」と題したリサーチの過程をレクチャー·パフォーマンスの形で公演を行います。
 「声を出し、その振動を感じることは最小のダンスでもある」という視点から、声が発生し振動する仕組みをリサーチに基づいて、声や音を起点として動きを捉えようと、能の唄、ホーメイのワークショップを受け、鳥の発声のメカニズムを専門家へのインタビューなどを行ってきました。 鳥のさえずりを模倣することから人間の言語が生まれたという説もあるように、言葉の意味以前から対話をするために存在してきた「声」に着目し、リサーチを踏まえながら、今日の身体を再考します。 
https://k-pac.org/openlab/488/

※本イベントは「ストレンジャーによろしく」展示中の空間にて開催いたします。

メンバー:
神村恵(振付家·ダンサー)
砂連尾理(振付家·ダンサー)
津田道子(アーティスト)


11日に予定していました「『振動は最小のダンスである』ワーク・イン・プログレス」は、 出演者の体調不良により予定していたリサーチが行えなかったこと、新型コロナウイルスの感染が収束していない状況を鑑み、当初の予定から内容を変更することと致しました。

予定していた会場でのレクチャー・パフォーマンスは行わず、
オンラインで「振動は最小のダンスである」茶話会(参加費無料)を行います。

3人のメンバーがこれまで行ってきたリサーチの報告や、
声や振動についてどのような観点から取り組んでいるのかを、ざっくばらんにお話しします。
茶話会は、参加費無料で、zoomを使用してのオンライン開催となりますが、
ぜひお気軽にご参加いただければ幸いです。

会場でのパフォーマンスをご予約の皆様には、 直前のご連絡となってしまい、大変申し訳ありません。改めてオンライン茶話会へご参加ご希望の方は、メールinfo@artgummi.comまでお申込みください。

「振動は最小のダンスである」茶話会(オンライン)

出演者:
神村恵、砂連尾理、津田道子

2021年9月11日(土)
15時〜16時(多少延長の可能性あり)
参加無料
助成:公益財団法人セゾン文化財団


日時:2021911日(土)
   15時開始 17時終了予定
   公演は90分程度を予定、公演後アフタートークあり
チケット:予約 1,000円(ストよろパスの方は500円)
定員:15名(要予約)
ご予約:info@artgummi.comまで


 

メンバープロフィール:

神村恵(かみむら·めぐみ)

振付家·ダンサー。2004年より自身の作品の振付·上演を開始し、国内外で公演を行う。身体を物質、言語や他者との関係など様々な側面から観察し、再構築する作品を制作する。ソロでの活動に加え、2011年より高嶋晋一と「前後」、2016年より津田道子と「乳歯」を始動し、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表している。ダンス当事者たちによるコレクティブ「ダンス作戦会議」運営メンバーを2018年より務める。近年の主な作品に、2019年「彼女は30分前にはここにいた。」(blanClass、横浜)、「Strange Green Powder」(フェスティバル/トーキョー19、東京)、2020年 乳歯「スクリーン·ベイビー#2(トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京)、2020年、「彼女は30分前にはここにいた。#2」(国際芸術センター青森、青森)などがある。2021年度より、セゾンフェローⅡ。

 

砂連尾理(じゃれお·おさむ)

振付家·ダンサー。91年、寺田みさことダンスユニットを結成。02年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。04年、京都市芸術文化特別奨励者。08年度文化庁·在外研修員として、ドイツ·ベルリンに1年滞在。

 近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」(ドラマトゥルク·中島奈那子)、京都·舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、「とつとつダンス part.2―愛のレッスン」、宮城·閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となった「猿とモルターレ」、病、障害などを〈生きる過程にある変容〉と捉え、対話を通してダンスへと変換する「変身ええ、私です。又あなたです。」の振付·出演等。
著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉ダンスのような、介護のような」(晶文社)。立教大学 現代心理学部·映像身体学科 特任教授

津田道子(つだ·みちこ)

アーティスト。神奈川生まれ。インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多様な形態で、鑑賞者の視線と動作によって不可視の存在を示唆する作品を制作。2016年より神村恵とのユニット「乳歯」としてパフォーマンスを行う。主な展覧会に、2020年「Arts Towada十周年記念 インター+プレイ展 第1期」(十和田市現代美術)、2019年「あいちトリエンナーレ2019: 情の時代(Taming Y/Our Passion)」(四間道会場 伊藤家住宅)、「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)など。主な個展に、2020年「Trilogue」(TARO NASU)、2017年「Observing Forest」(Zarya現代美術センター、ウラジオストク)などがある。2013年東京芸術大学大学院映像研究科で博士号を取得。2019年にACCのグランティとしてニューヨークに滞在。2021年より金沢美術工芸大学彫刻専攻准教授。